あえて書かなくても、大体の人は気づいてますね。
Hello, world
と表示させるのです。まあ、実はさすがに大型コンピュータでこれをやると(誰かから)怒られます(苦笑)
パソコンだから許される・・・。それでこれはC言語のバイブルである名著「プログラミング言語C」に書かれた最初の有名なプログラムの出力結果です。
今どきでも、何か新しいプログラミング言語の演習本か、何かだったら、これを表示するプログラムを最初に出すのではないかと思います。
ちなみに、(昔の)C言語だと、このプログラムは、
#include <stdio.h>
void main(){
printf(“Hello, world\n”);
}
と書きました。void はなかったかもしれない(苦笑)それと、バックスラッシュ(\)は日本語キーボード(JISキーボード)だと、”¥”です。
簡単なものから、複雑なものへ・・・が原則だから、もっとも簡単な「Hello, world」という文字列を画面(標準出力)に表示させるプログラムです。
ただ、これは結構奥が深い。標準入出力というのが何かを学びます。それと、プログラムの実体は関数(function)だということも学びます。このプログラムは、main関数という関数で、C言語のプログラムは、ここから実行されることになっています。
「プログラミング言語C 」の8ページには、
一つのCプログラムは、その大きさはどうであれ、関数と変数とからなる。関数には、行うべき計算の過程を指示する文、および計算で使われる値を格納する変数が含まれる。
とあります。つまり、プログラムは関数から出来ているということです。また、
関数の間でデータをやりとりする一つの方法は、呼出しを行う関数から相手の関数に対して、引数と呼ばれる値のリストを渡すやり方である。
とあって、Cプログラムは暗に、複数の関数からなっているということも分かります。
この記事では「プログラムは部品(関数)の集合である」ということを理解してもらえればよいかと思います。
最初は、何をするか・・・処理を書き並べるところから多くのプログラマは学習しますが、頭にいれておくと良いのは、プログラムは部品を組み上げて作るのだということです。
C言語では、部品とは関数(function)のことです。
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