クラウドシステム、クラウドサービスという言葉は聞いたことがありますね?
すでに私も記事の中で使っちゃってますが(苦笑)
① 総務省 安心してインターネットを使うために 国民のための情報セキュリティサイト 「クラウドサービスとは」
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/13.html
クラウドって何?ということを、端的に説明しているのは総務省の解説ページです。
クラウドサービスは、従来は利用者が手元のコンピュータで利用していたデータやソフトウェアを、ネットワーク経由で、サービスとして利用者に提供するものです。
利用者はコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、データなどを、自身で保有・管理し利用していました。しかしクラウドサービスを利用することで、これまで機材の購入やシステムの構築、管理などにかかるとされていたさまざまな手間や時間の削減をはじめとして、業務の効率化やコストダウンを図れるというメリットがあります。
クラウド(cloud)は「雲」のことです。雲って空に漂っていて、ぼやっとしていて、あそこにあったなぁと思ったら、無くなっていて別の形をした雲があったり・・・とらえどころがない。
昔からネットワーク(特にインターネット)は、どこかにある何かと通信でつながっている・・・という事実だけ分かっていて、実体が見えないものだから、図で描く時に「雲」の絵をかいて表してたりしました。
そういうイメージがそのまま、専門用語になったなぁというのが私の率直な感想です。
実体というのは、具体的にはコンピュータです。どこかのコンピュータと繋がっているのだけれど、それがどこにあるかも分からないし、知る必要もない。
コンピュータには記憶装置(ハードディスクなど)が当然のようにあって、そこにデータ・情報を保存できるので、クラウドサービスとしてはまずデータ保管の用途で使われ始めました。
「ピピッとチョイス」の解説にはそのことがまず書いてあります。
② ピピッとチョイス クラウドってどんなもの?クラウドシステムのメリットとは
https://pipitchoice.jp/cloud/
従来はパソコンに専用ソフトをダウンロードし、作成したデータは同じパソコンに保存していました。そのため自宅や会社など、特定の場所でしかデータを閲覧したり編集することができませんでした。しかし「クラウド」が登場してからはインターネット上にソフトやデータを保管できるようになり、場所や端末を問わず情報にアクセスできるシステムがたくさん登場しています。
データの保管先として、インターネット上のどこかを使う訳です。
ところがデータ保管だけでなくて、アプリケーションによる処理も扱うようになった。NTT東日本のサイトに解説があります。
③ NTT東日本 クラウドシステム基礎知識!種類・メリット・選び方を網羅的に解説
https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/column-216.html
インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューター(サーバー)が提供するサービスを、利用者はネットワーク経由で手元のパソコンやスマートフォンで使います。
これまではハードウェアを購入したり、ソフトウェアやデータをPCにインストールして利用するのが主流でしたが、クラウドが登場したことによって、オンライン上でソフトウェアの利用やデータのやり取りが可能になったのです。
最初の総務省の説明に戻りますが、結局、クラウドとはネットワーク(インターネット)上にあるコンピュータを使うことです。
クラウドシステム・クラウドサービスが普及して、企業の情報システムは「コンピュータを買う」ということをしないで、クラウドサービスによって「コンピュータを使う」という形態に変わりました。昔はIBMはコンピュータメーカーだと思っていたのですが、今は、クラウドサービスの提供企業です。
クラウドサービスについては次の4社が強くて、シェアではIBMはそれに続く第5番目だそうです。
- Amazon
- Microsoft
- Alibaba
大型コンピュータを扱う巨大企業も自前でコンピュータを導入・運用するのではなく、クラウド(雲の中)のコンピュータを利用するやり方に変わったと。そういうことです。
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