さて、何かのプログラム言語でプログラムを書き、それをコンピュータで実行するとはどうすればいいのか。 プログラムを書けば、それをコンピュータが「読んで」実行してくれるんじゃないの?と、普通は思いますよね。ざっくり言えば、そういうことですが、実際にはプログラムを動かすまでにやる作業・手順があります。 コンピュータの発展してきた歴史に沿って、昔はこうだった、今はこうだ・・・みたいな話がどこかで役に立つかもしれませんので、そういった流れで話しましょう。 まず、前に話したことですが、プログラムはコンピュータが理解できる言語で書かなければなりません。 実を言えば、コンピュータが理解できる(厳密にはコンピュータのCPU:中央処理装置が理解できる)のは、そのCPUが作られた時に設計で決められた「命令セット」です。 これはCPUの基本動作を定めた機械語(Machine Language)で、コンピュータのCPUによって異なります。 機械語は2進数(便宜的に16進数で表すこともあります)の羅列ですが、それをいちいち覚えてプログラムを書く・・・なんてことは人間にはできません。 ・・・とすれば、プログラマはどうしたらいいのか、どうするのか。 実際のプログラム言語は人間に分かりやすい記述で書けるように作られています。 そして、プログラムが出来上がったら、それを機械語に翻訳します。 翻訳するのは「コンパイラ」と呼ばれるプログラムです。 (何かの言語の)プログラム → コンパイラ → 機械語プログラム という処理でコンパイラが行うのが「翻訳」です。コンパイラで翻訳することを「コンパイルする」と言います。
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