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大型コンピュータ・メインフレーム
コンピュータとして最初に使われていたのは、大型コンピュータ(メインフレームとも言います)です。大型コンピュータの主要なメーカーとして、IBMが挙げられます。また、日本国内では、IBMのコンピュータの互換機を作っていた富士通や日立があります。
大型コンピュータのシステムは、機器としても巨大なもので、通常は電子計算機室(マシンルーム)が用意され、そこに機器一式が置かれていたりしました。コンピュータ本体とそれを扱う端末(ダム端末:dump terminal)、カードパンチャー、カードリーダー、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、プリンター、通信装置などが揃っていました。
コンピュータを直接扱うのは、オペレータと言われる専門技術者で、一般の利用者が用意したプログラムをコンピュータに入力して動かすという手続きが必要でした。
また、リアルタイム・オンライン処理ではコンピュータが処理を始めると、専用の機器がいつでも処理可能状態になって、利用者が操作することができるという仕組みになっていました。
大型コンピュータには年間で億の単位のコストがかかると聞いていました。したがって、そのようなコンピュータを使える組織というのは、国や自治体、大企業に限られていました。
また、コンピュータを多数の利用者が同時に使えるように、「マルチユーザー(複数利用者が)・マルチタスク(複数のプログラムを動かせる)」のコンピュータシステムになっており、誰がどのくらいコンピュータを使ってよいのか、また実際に使ったのかなどを管理するために「課金システム」があるのが普通でした。
<参考> Googleで関連画像を検索します。検索リストが表示されたら、「画像」を見て下さい
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