今どきのマウスは、有線でも無線でも、多くはツーボタンでホイールが一つ付いている・・・という形状になりました。つまり、こんなのです。
ボタンがそれとはっきり分かりませんが(苦笑)、真ん中のマウスホイールの左右が押せるようになっています。そこがボタンの位置です。
それで今更ですが、この記事も、一応言っておこうというくらいのお話です。
アップルのマッキントッシュが、満を持してこの世に現れた時、つまり、一般の利用者にウィンドウシステムとマウスが出現した時、マウスはワンボタンでした。こんなのです。
当時のアップル(有名なスティーブ・ジョブズがマック開発を進めていました)は、ある意味、考え方が首尾一貫していた。
「シンプルであること、美しさがその中にあること、余分を削る」・・・どうもそういうことだったと思えてならない。それでいて、こだわるところは徹底してこだわる。「美しい」というところとかね。
もっとも「美しい」というのは、「ジョブズが思う美しさ」だったかもしれませんが(苦笑)
マッキントッシュが世の中に出てきた時、専用のプリンターも一緒に出てきたのですが、印刷することにジョブズはこだわった・・・と思います。
何を印刷するのか。
レターです。おそらく。
だから、花文字を含め、フォントにこだわった。
マックは非常に小さいメモリで動く。可能な限り、リソースを絞っていたはずです。開発コストと販売・マーケティングでお値段も抑えなくてはならなかった。
にもかかわらず、フォントなどという「見た目」にジョブズはこだわった・・・と伝え聞いています。
美しく印刷したかったのでしょうね。
社長さんたち、世の経営者たちに使ってもらいたかったのでしょうね、多分。
ということで、操作もシンプルでなくてはいけない。
マウスでカーソルを動かし、ボタンは一つだけで、クリックを一回する。
・・・という操作が基本だった。ワンボタン、シングルクリックのマウスです。
ところが、だんだん、それで全てが完結しないようになってきた。多くの人がマウスを使うようになります。結局、ツーボタン、ダブルクリックあり・・・のマウスです。ちなみにスリーボタンのマウスもかつてありました。
どこかで使っているかもしれませんが、普及していません。
スクロールのための「マウスホイール」が便利です。このホイール、実はクリックもできます。ホイールを含めてスリーボタンマウスなんだと思う人もいるかもしれませんね。
マウスホイールをクリックするとどうなるのか・・・OSやブラウザによって設定が変えられるので、使いたい場合は設定をチェックしてください。
「何ができるの?便利なミドルクリック(ホイールクリック)の使い方」
https://www.change-your-tomorrow.com/middle-click-mouse-wheel-click/
ところで、私はミドルクリック、あまり使いません。慣れれば便利なのでしょうけど、自分だけの「技」になっちゃうでしょうしね。
ということで、ツーボタン、ダブルクリックあり、マウスホイールありが今の普及型マウスです。
”形”は手に合わせて、用途に合わせて、いろいろなものがあります。お好きなものをどうぞ。
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