ネット世界で過ごす時間が多くなると、よくお目にかかる言葉の一つに「ブロックチェーン」があります。
それって何よ?という疑問が出てきますね。
何でもそうですが、最初は本当のところを理解している人が少なかったり、実際のところまだ分からないことが多い「未知の」何か・・・だったりするわけです。どこかで聞いたような話でしょ?(苦笑)
ところがしかし、何でも少々時間が経てば、理解している人も増えるし、いつまでも「未知の」「難しい」ことじゃなくなるのです。
ブロックチェーンもそうです。
ブロックチェーンについて「ググる(Googleで検索する)」と、ちゃんと解説も出てくるので、読めばいい。
【保存版】超わかりやすいブロックチェーンの基礎知識
https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/201804/blockchain-basic/
2018年にソフトバンクが解説している記事がちゃんとしていて解りやすい。ただ、この記事は真面目に技術的なことも結構書いてある。それで、技術的なことを書いてあると、何でも「難しい」と言う人がいるけれど、それは短絡的です。もう、そういう言い方は止めたほうがいい。
みんなが「難しい」「難しい」と言うから、理解に至る人が少なくなる。読めば分かります。全部わからないかもしれないけれど、我々一般人に必要なことはその一部で、読めばちゃんと理解できます。
そこで、まず説明しているのは、
「参加者の中に不正を働く者や正常に動作しない者がいたとしても正しい取引ができ、改ざんが非常に困難で、停止しない、多数の参加者に同一のデータを分散保持させる仕組み」
と書いてある。これが重要です。特に「改ざんが非常に困難で、停止しない」というところと、「データを分散保持させる」というところが重要です。
一般の利用者が知っているべきは極端に言えば、それだけでいい。
この解説をもう少し読むと「自律分散システム」という言葉が書いてある。これもキーワードです。
大体、コンピュータの世界では「集中」と「分散」ということがいつも大きなテーマでした。
大型コンピュータに「集中」させるのがいいのか、小型で多くのコンピュータに「分散」(”任せる”くらいの意味だと思って下さい)させた方がいいのか。
最近だと「クラウド」が良いのか、「エッジ(システム)」が良いのか・・・これはちょっと説明が要りますが、似たようなことです。処理をどこでするのか。ある一部(現場とか)に「集中」して処理するのか、特に場所を限定せず「分散」させておくのか。
わたしがIT業界にいた30〜40年程度の期間でも、あっちだこっちだ・・・時には「集中」、また時には「分散」そういうことが議論に上がった。
何か重要な情報を認証し確認するのに、一つの場所で「集中して」それを行うデータベースのシステムが今は主流ですが、それを複数の場所(コンピュータ)に「分散」して情報を保持させて行うのがいいのじゃないか・・・というのがブロックチェーンの本質の一つだと思えばいい。
みんなで情報をもっていて、お互いに確認すれば、誰かが間違っても修正が効く。もっと言えば誰かが不正を働いて情報を改ざんしようとしても、他のみんながそれをさせない。正しさを確保できる。
なかなかいいじゃない。
ブロックチェーンというのはそういうものです。ついでに言えば、情報を暗号化するとか、電子的な署名を使うとかそういうことが相まって、情報の確実性を担保する。
インターネットが、通信経路のどこかで障害があっても「途切れない」通信を実現するように、ブロックチェーンは、どこかで誰か(何か)が誤った情報を入れ込もうとしても、それをさせない、しかも確認・認証システムが「動き続ける」システムになっている。
これだけ情報化が進んだ結果、「止まらない」「途切れない」「必ず動いている」しかも「誤らない」ということが絶対必要な世の中ならではの技術、考え方だと言えますね。
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