自由で楽しいパソコン生活

パソコンが世に出てきた時、まず感じたのは自由です。
コンピュータを個人が使える。
なんて素晴らしい。

日本で使えるパソコンが出てきたのが、私が20歳くらいの時ですからそれから43年。

パソコンは当時と比べると性能は格段の差です。
使い勝手も全然違う。最初のパソコンはプログラムをロードして動かすしかなかった。

しばらくしてパソコンでもOSが使えるようになって、パソコンのリソース(資源)を活用できるようになった。
その当時はCUI(Character User Interface)で、コマンド入力してパソコンを使っていました。

Windowsが普及してGUI(Graphical User Interface)が当たり前になりました。

できることがどんどん増えて、しかも色々なことがやりやすくなってきた。
素晴らしい。
21世紀のパソコンは20世紀のパソコンとは段違いです。

と、プラス面を見たら思うのですが、反面、

昔はコンピュータウイルスとか、マルウェアとか、どこかからの攻撃とかそういうことを考える必要がなかった。今は注意が要ります。
パソコンが世界中と繋がるようになったのだから、安全に使えるか、悪意のある攻撃にさらされないかに注意するのはやむを得ない。

しかし、何だか最近のWindowsは妙に分かりにくくなっていると思ってしまう。Windowsがパソコンをコントロールするその体系は、以前と比べて非常に複雑怪奇です。

一般ユーザーにとって分かりにくいどころか、IT技術者でもWindowsに特化した仕事をしている者を除いて、ちょっとしたことでもどうして良いか分からない。
そんな怪物的なソフトウェアになってしまった、という実感があります。

それで(ユーザーに)見えないところで、何をしているのか、異様に動作が遅かったりする。
ハードウェアが以前よりはるかに性能アップしているのだから、とんでもないスピードで動作しても良いように思いますが、そうでもない。

時々、ユーザーには意味不明のメッセージやエラーが出たりして、途方にくれてしまうこともある。

わたしも元技術者でしたし、仕方ないから、調べて対処しますが、どうしてその場所でそういう設定をいじったら、これが解決するのか、つぎはぎだらけでガタイだけでかくなった成れの果てのように見えてしまいます。
もしくは、設計者がバカなんじゃないの?とか思う。

だから、この数年・・・10年くらいかもしれないですが、Windowsを使っていて全然楽しくない。

自由も楽しさも感じないOSになってしまったと思っています。

昔、MS-DOSを使っていた時、パソコンを自分で動かしているという実感が強くあって、それは楽しかった。

Windowsも、Windows95からXPになり、Windows7くらいまではまあまあ良かった。

その後は仕事で仕方ないから使っていたという感じです。

もう一度、パソコンを使って自由と楽しさを感じたい。

だから、Linuxです。

Linuxもエラーが起きたりすると、解決法を調べるのは大変ですが、それは昔と同じ。
私の技術者としての技量だと、構造まで云々できませんが、おそらくはシンプルな造りになっていてその基本を崩さないからでしょう。

Linuxは今どきのWindowsよりわかりやすい。

そもそもLinuxは世界中の技術者が「寄ってたかって」作っていたりする。
変に勝手な構造に改変されない。そんなことすると、Linuxでなくなっちゃうからです。

基本線を崩さず、できることを増やし、より性能の良いもの、より使い勝手のよいもの、より美しいものを目指して作り続けられるのがLinuxです。

だから、Linuxを使う時、わたしは自由を感じ、楽しく操作することができるのですよ。

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