現代の計算機(コンピュータ)の原理

まず「ノイマン型計算機(ノイマン型コンピュータ)」について話さないといけません。それが現代のコンピュータです。プログラムを記憶装置に入れておいて、コンピュータの(中央)処理装置がプログラムを実行する・・・「プログラム内蔵方式(Stored Program concept)」といいます。

以前は電子計算機は、処理装置周りの配線やスイッチをつなぎ直して、決められた動作(主に計算)を実現していました。最初は何かの処理の「専用」電子計算機で、別の処理をさせるなら、作り直すようなものでした。

別の処理をしたい時、いちいち、配線からやり直しなんて、大変だと想像がつきますよね。

そこで、処理内容を一連の手順(プログラム)として、記憶装置に保存し、それ以外の機械部分には汎用性(「汎用性、汎用的」:色々なものに使えるということ)を持たせた。これで電子計算機は汎用電子計算機になりました。

これはすごい事です。これが現代のコンピュータの原理で、ほぼ全てがこの方式のコンピュータです。

その結果、色々な処理をするという目的に対して、「生産性(作業効率)が極めて向上した」訳です。だって、配線から作り直さなくてもいいのですもの。時間が節約できます。 この事を知っておいてください。そういうものだと知っているという事が大事なことです。

それで、後々気が付くかと思いますが、この原理でコンピュータは動いているから、 

  • CPU(中央処理装置、コンピュータの頭脳)  
  • メモリ(1次記憶)  
  • ストレージ(2次記憶)

が、あるということを知っている必要があります。

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