プログラムを書く時の基本的な考え方(5)

オブジェクト指向について学ばなくてはならない、と前の解説で話をしました。

ただ、初心者がオブジェクト指向についていきなり学ぶのは難しいのです。ちょうど、中学生が「微分方程式」を学ばなくてはならない、と言われて困惑してしまうようなものです。

中学生が微分方程式を学ぶとしたら、普通はまず、
  数学で、方程式と関数について勉強する
  物理で、力学と運動について勉強する
というところから始め、高校生になって微分・積分を学び、そしてようやく微分方程式です。

何事にも順番があるということなのです。スポーツの世界でも同じようなことがあるじゃないですか。サッカーで高度な連係プレーをできるようにしようとしたら、まずはボール扱い(ドリブルやパス)の基本ができるようにして、フィールドでのポジション取りや仲間とのコミュニケーションをしっかりできるようにして、それからでしょう。

時間をかけ、順序よく学ぶ、そして目的に至ります。

ということで、「オブジェクト指向プログラミング」を学ぶには、まずは「構造化プログラミング」を学ぶのがよいし、そもそも「プログラムとは何か」「コンピュータの仕組」などについて知っているのが良い、ということです。
(「プログラムとは何か」「コンピュータの仕組」については前に少々説明しましたね)

したがって、次の解説は「構造化プログラミング」です。構造化プログラミングを学ぶためによく使われるプログラム言語はC言語です。初心者がC言語を学ぶ時の良書としては、
 「はじめてのC」(技術評論社)
などが有名ですが、ぜひとも読むとよいのは、
 「プログラミング言語C」(共立出版)
です。何か適当な初心者向け解説本を読んでから、プログラミング言語Cを読むのが良いと思います。


(2022-03-09〜2022-03-23)




















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