経済をどう考える(6):トンデモナイ発明だった・・・株式会社の話

『世界の三大発明』・・・というのを、聞いたことあるでしょうか?

私の子供の頃はなぜか『世界の◯◯・・・』が流行りでした(笑)
世界の七不思議、世界四大文明、世界三大美女?・・・
世の中にはこんな凄いモノや凄い事があり、凄い人もいるのだよと。

話ネタです。そういうことを知ってる奴はちょっと物知りのように思われたりしました。

それ自体に実際どれ程意味があるのか・・・何とも言えないのですが(苦笑)そういう話は結構出てきました。
私たち日本人は好奇心に富んでるからなんでしょう。向学心まで行けば大したものですが、せいぜい好奇心かな。
薀蓄(うんちく)っていう言葉もあります。
何か人の知らないことをたくさん知っていると凄い気になる・・・ってことらしいですね。

世界の三大発明は・・・「火薬、羅針盤、活版印刷」だそうです。
ふ〜ん(笑)
それで世界の発明ランキング・・・みたいな話も面白話で結構たくさんあります。
ぜひGoogleってみて下さい。
その中に私が思う凄い発明は・・・多分、出てきません。

まあ、どう思うかなんて、人それぞれ勝手ですからね(笑)

私が思う『世界の』『人類の』大発明・・・は、
 ①貨幣(お金)
 ②会社(株式会社)
 ③複式簿記
です。さらに追加であえて言うなら・・・(こっちがもっと先にありき・・・ですが)
 ④紙 
 ⑤文字
 ⑥数字(計算技術)
です。

そもそもは『言語(言葉)』が最も重要な”発明”ですが、それは「神様から」授かったものだと言う人たちもいて、あえて人類の発明としては上げていなかったりします。

この問題はなかなか難しくて・・・例えばキリスト教徒の皆さんはおそらくそう教えられてるし、実はキリスト教徒でなくても「言葉」は人間が自力で作り出したとは言いにくい。

よくある考え方だと「言葉」は単純なもの(擬音語、擬声語)からより複雑なもの(意味のある単語や文)に変わっていって・・・という話になっているらしいです。あまりちゃんと調べてはいませんが・・・。
言語学ではそう考えているのかもしれないけれど、ここはちょっと承服しにくい部分です。

人が言葉を覚える過程としては、大体は親(時には「社会」かもしれない)から子供(社会の新たな構成員)に”教え”られて初めて、その子供が言葉を使えるようになる・・・という至極当たり前な事実があります。
そういう事からすると、最初は単純だったが徐々に複雑化して今の言語になった・・・というにはかなり無理がありますね。

親が使う言葉が、ワーとかギャーとか単純なものだったのに・・・そのうち子供が
 「わたしはあなたの子供です」
とかって親に話し始める・・・そんな事あります?(笑)

言語(言葉)って・・・凄いのですよ、意志を伝えるコミュニケーション・ツールとして。

今もここで、私が持っている知識・経験・知恵のようなものを伝えようとしている、その手段が「言葉」(文字や数字で記録していますが)です。人は言葉で考えるのですね。

おもに左脳の能力だそうですね。「右脳主義」っていう言葉が流行ったことがあったのですが、「右脳」の働きはコミュニケーションの点ではかなり曖昧なもので、個人の中でクローズしていることが多い。

天才たちや芸術家たちの考えていることは他の人たちにはよく伝わらない・・・ですよね。

それで私は、右脳人間は割と利己主義、利己的だと思ってます・・・偏見でしょうか(苦笑)
右脳・左脳・・・っていうのも単なる流行りの考え方で、今は死語かもしれません。
そもそも、そういうこと皆さんは知ってます?最近は話題にはならないかもしれませんね。

それで、私が皆さんに何かを伝える手段は・・・
「テレパシー」(精神感応)によってではない。「ランゲージ」(言語)です。
この伝達ができるということが凄いことです。

それで言葉って凄いものなのですが、本当に人間が作り出したものか?っていうところに疑問があるわけですね。最初からかなり複雑な体系のものがあった・・・としか思えないでしょう。それを親が子に伝えてきた。

少々、話が横道にそれてますね・・・笑

「はじめに言(ことば)があった。」新約聖書にそう書かれています。

文字通りで解釈しましょう。「神は言葉であった」と書かれています。それがイエス・キリストかどうかは人によって信じ方が違いますが、まあそういうことだから、とりあえず人の発明からは除くことにします・・・強引ですね。すみません。

次に文字・数字がちょっと微妙ですが、そこは人が作ったものだとしましょう。
文字や数字を記録する媒体として、木とか石とか金属とか・・・いろいろあった訳ですがその中で紙ほどすごい媒体はない。
インターネットなんて目ではない。
インターネットなんて電気なくちゃダメじゃないですか。ネットワークインフラが必須じゃないですか。
世界のどこででも「すぐに」使えるかって・・・未開の地にいきなりいった探検家はインターネット使えないじゃないですか。
でも紙なら・・・持っていけばいいのです。ずっと(かなりの長期間)記録・伝達・思考・計算のツールとして使えます。鉛筆とかペンは必要ですけれどね(笑)

それで上記の④〜⑥は人類の発明としては画期的に凄いものなのです。

さらにその前提ですが、私が思う凄い発明は①〜③です。いずれも「社会的」発明です。いわゆる世界の三大発明には入っていません・・・(^_^)ま、いいのです。
次に『銀行』を入れてもいいなと思ってます。・・・これも最近知りました。

発明って「モノ」ばかりじゃないのです。物事の仕組みを考え出した人は凄い発明家です。

さて、話を戻しますが・・・人間が作り出した発明のうちの一つ「株式会社」について次回から話をしようと思います。
この社会的発明はスゴイ。
これを契機に人類はトンデモナイものをたくさん手に入れました。それが人類にとって良かったのか・・・良くなかったのかは、意見が分かれますね。

そしてそこから資本主義と共産主義(社会主義)の対立が起こり20世紀が戦争の世紀になりました。
株式会社が世の中に発生したことが世界を揺るがしたと私は思っています。


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