Linux を使う人のために(12):コマンドがエラーになる時は実行権限がない時・・・じゃ、どうする・・・sudo コマンド

とってもヤバイコマンドです。
ということを、まず言っておかなければいけない・・・らしい(苦笑)

Linuxでコマンドを打って処理をしようとする時、GUIメインで使っていて、たまにターミナルで作業しなくちゃいけない時ですね。例えば・・・
ソフト(アプリ)のインストールとか、設定とかでしょう。

その方法をネットで探すとするじゃないですか。で、書いてある・・・こんな風に
  apt install ソフト名(アプリ名)
それでターミナル開いてその通りに入力し実行します。

すると警告メッセージが出てインストール出来ないことがあります。メッセージは可能な限り読んだら良いのですが英語だったりしますし、トンデモなく長かったり、意味不明の場合もあるかも(?)しれない(苦笑)

で、一般ユーザーがネット情報に従ってやってみてこういう状況になるのは、大概の場合、実行権限がないからです。

それでそんな時は、スーパーユーザー(root)権限で実行です。それが、sudo コマンド
Super User DO の意味・・・だと思います。読み方は「スゥードゥー」ね。

sudo (実行したいコマンド入力)

で、ほぼ大丈夫です。rootのパスワードを聞かれるかもしれない。その時はパスワードを入れて下さい。例によってオプションが(たくさん)あります。

主なオプションは
 -A  パスワード入力用のコマンドを使用する
   (コマンドは、/etc/sudo.conf か環境変数 SUDO ASKPASSで設定できる)
 -n  パスワードを要求するプロンプトを表示しない。
   もしパスワード入力が必要なコマンドを実行する場合はエラーになる。
   私は使わない(笑)
 -p  パスワード入力の時のプロンプトを指定する(デフォルトは : になっている)
 -S  パスワードを標準入力から読み込む(パスワードの末尾に改行をつけておく)
 -u  コマンドを実行するときのユーザーを-u に続けて「ユーザー名」で指定する
 -g  コマンドを実行するときのグループを-g に続けて「グループ名」で指定する
 -P  sudo 実行のユーザーが所属するグループのままコマンドを実行する

他にも色々ありますが、私は使ったことがない。上のオプションもほぼ使っていませんね。
コマンドの頭に sudo を付けて実行する・・・と覚えておけばよいと思います。

Linuxのスーパーユーザーはシステムに対して何でも直ぐにできてしまう・・・だから、このコマンドは結構ヤバイ・・・と使う時には思っていてください。特定のコマンド(ソフトのインストールくらい?)にしておくと良いです。

特に注意が要るのは、ファイルやフォルダを消去する場合です。気をつけてくださいね。

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