Linuxを使う人のために(11):ファイルやディレクトリの所有者を変更したい・・・chown コマンド

ファイルにアクセス権限が付いているというのが、Linuxの基本の一つです。そのファイルを使うことができる人やグループが決まっているということです。

もちろん、誰でも使えるように全ての人に全ての権限を与えてしまうという事もできます。それが一番簡単だと思ってしまいますが、今時、個人情報の保護とかセキュリティとか、注意しなければいけない事が沢山ありますから、アクセス権を気にするようになる訳です。

ところが状況は色々あって(笑)、ファイルを他の人に引き継ぐとか、開示していたグループを変更するとか・・・そういう事も出てくる。

ファイルの所有者が代わればアクセス権も変えないといけない。所属していた組織(グループ)が変わって開示する対象者を変えなくてはいけない・・・ということもあります。

そういう時に使うコマンドです。chown・・・change owner の意味です。

chown [オプション]ユーザー[:グループ]ファイル名

例によってオプションがありますが、あまり指定したことがありません(笑) -Rは使うかな・・・

-c 所有権が変更された場合、詳細を表示
-f エラーメッセージを非表示
-h 指定したファイルがシンボリックリンクの場合、シンボリックリンクのみ所有権を変更
-R 指定したディレクトリとそのディレクトリ以下のファイルやディレクトリの所有権を再帰的に変更
-v所有者変更の詳細を表示。

今、所有者がuser1で、グループがgroup1のファイル test-text があるとします。このファイルのグループはそのままで所有者を root に変更したい場合は、

chown root test-text

とすれば所有者をrootに変更できます。さらにこのファイルのグループを group2 に変更したければ、

chown root:group2 test-text

とします。所有者とグループがどうなっているかは、ls コマンドで確認して下さい。

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