私の住む愛知県尾張旭市は名古屋市と瀬戸市に挟まれた小さな地方都市です。名古屋市のベッドタウンだとも言えます。
この辺りは戦国時代には柴田勝家の所領だったのでしょう。柴田家の家臣である「毛受(めんじょう)勝助家照(しょうすけ いえてる)」の銅像が、尾張旭文化会館前に建っています。毛受勝助ってマイナーな武将ですよね(^_^)
かの賤ヶ岳の合戦で柴田勝家を逃がすために身代わりになった毛受兄弟という2人の武将がいて、その弟の方です。織田信長の伊勢長島攻めの時には、柴田勝家が馬印を敵に奪われるということがあって、その時に勝助は単身騎馬で攻め入って取り戻してきたという勇将です。
その手柄で柴田勝家の「勝」と「家」を両方賜って、”勝”助 (しょうすけ)”家”照(いえてる)というようになったと言うから大したものです。
きっと私達が知らない武将や武士で、凄い人がたくさんいたのですね。毛受勝助もそのうちの一人なのかもしれません。小説や物語、ドラマ・映画に出てこない、でも実はスゴイ人たちが歴史の中にはたくさん埋もれている・・・浪漫ですね。
さて尾張旭を含むこの辺りでは「警固祭り」が催されてきました。コロナ禍で中止されていたのですが、今年(2022年)は尾張旭でも開催されました。尾張旭以外でも瀬戸市、長久手市などで行われています。尾張旭は開催を5年に一度としているようです。
警固祭りでは、飾り馬の奉納とか火縄銃(鉄砲隊)の発砲とか棒の手の演舞が披露されます。うちのご家族様約2名が見てきたということで、少しその時の写真を紹介しておきます。
火縄銃の発砲は本格的で、音が凄かったようです。実際に戦国時代の戦では火縄銃の激しい音が敵軍の士気を下げたようです。確かにこれはビックリしますよね。
私はこの日、仕事で観られなかったのです。ちょっと残念。尾張旭でやるのは5年後かな・・・。でも長久手や瀬戸は毎年やるようですから、観られるかも。
地方にはその土地の歴史や文化があります。それが伝統にもなっていく。守っていきたいですね。
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