国道303号線は揖斐川町から山を越えて、滋賀県長浜市方面まで続いています。
今から450年の昔、1570年頃、美濃(今の岐阜)に拠点を置いていた織田信長は義理の弟の浅井長政を攻めました。織田の浅井(あざい)攻めです。浅井の居城の小谷(おだに)城は琵琶湖の長浜より少し北側、この国道303号が国道365号と出会う辺りのはずですから、織田の兵はこの辺りのどこかを少しずつ進んでいったのかな・・・などと考えてしまいます。
有名な今川の織田攻め(桶狭間の戦い)のように大軍団が進軍してきたというようなことではないかもしれませんね。少しずつ小谷城の回りに展開していった。当時は浅井だけでなく、朝倉も見据えての攻めですから、いくつかの拠点(山城、砦)を攻略しながら・・・だったのでしょう。美濃(岐阜)から大垣へ展開し、その先は琵琶湖岸へ向かっていく、というイメージだと国道303号や国道365号の辺りかな〜などと考えてしまいます。
尾張・三河〜美濃〜(関ヶ原)〜琵琶湖・・・というこの地域は歴史の大舞台の一つでもあります。今は、田舎の山の中・・・なんですが(苦笑)
国道303号を走ると坂内川(さかうちがわ)が揖斐川に流れ込んでいるのですが、中部地区の渓流釣りや鮎の友釣りではメジャーな河川の一つです。岐阜県というと、長良川や飛騨川上流の釣り場がとても有名で、下呂の辺りなら馬瀬川(まぜがわ)、郡上付近だと吉田川、高山の宮川やその先へ行けば高原川・・・どうしてもそっち方面に有名な渓流釣り河川が集中しますが、揖斐川水系だったら坂内川です。
揖斐川町の山の中には坂内バイクランドっていうオフロード(エンデューロ)コースまであります。(昔、ここに一度連れて行ってもらってトンデモナイ目に遭いました(笑))
道の駅さかうちです。平日の午後だからか、閑散としていました。釣りに来るとよくここでお昼を食べました。
さらに琵琶湖方面に車を走らせます。陽も落ちかかっています。湖西の高島の辺りまで来ました。
琵琶湖岸に車をとめて、静かな湖面を眺めてました。
高島にはこんな施設があるんですね。写真を撮りに車を駐車場において、散歩しちゃいました。
山際にほんのり赤い夕焼け空が綺麗でした。
琵琶湖畔を車で走るのは何年ぶりだろう。10年くらい経ってるかもしれません。随分変わったな・・と思うところと、昔と同じだ・・・と思うところがあります。琵琶湖パークウェイも今は流行らないのかな・・・。湖北にあったドライブイン(パーキング)も、もう無くなって跡地は閉鎖されていました。
愛知県に戻ってきたから、琵琶湖周辺には、これからまた来ることもあるでしょう。バイクで来るか、車で来るか・・・いずれにしても琵琶湖は素晴らしい。もう少し先まで行けば京都です。歴史を感じます。
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