一般のパソコンユーザーには、ナンノコッチャ!?・・・ですよね(苦笑)
パソコンをLAN(Local Area Network)につないで使う時、ファイルの保管場所としてファイルサーバーがあると良いのです。普通は大容量のハードディスクドライブ(HDD)があればそれで良いのです。LANが組んであって、ネットワーク対応の外付けハードディスクを買ってきてつなぐ。それをウィンドウズPCから(みんなで)使う・・・というのが簡単ですね。
ファイル(データ)をパソコンだけに保存しておくと、万が一、パソコンが壊れた時ファイルを失うことがあります。それで外付けのフォルダやUSBメモリなどにバックアップとして保管しておくということがあります。最近だと、クラウドストレージを使うということもできます。
バックアップ用の保管場所があるというのは安心です。LANを組んでいるなら、LANに繋がっている大容量のストレージ(ハードディスク)があればいい。そこをLAN経由でみんなで使う訳です。それがファイルサーバーです。上で書いたように、外付けハードディスクをネットワークに繋いで使うということもあります。それで、これらはバックアップ以外にも別の用途で使えます。ファイル(データ)をパソコン以外の場所に置いておけば、別のパソコンから使うこともできます。複数のパソコンを使う可能性があれば、その方が都合が良いでしょう。
ネットワーク対応の外付けハードディスクドライブをNAS(Network Attached Storage)といいます。色々なメーカーで販売していて、以前は企業が社内LANで使うのが一般的でしたが、今は価格もこなれてきて、一般家庭でもLANに接続して使うようになりました。
まあ、そういう便利な状況なのですが、あえてNASを使わず、自分でファイルサーバーを立てる私は変わり者のオタクです(苦笑)
単純にやってみたかったのです。リナックスPCを運用しているので、リナックスPCをサーバーとして「ファイルサーバー」の機能をもたせるのです。内蔵ストレージが1TB(テラバイト)のリナックスPCにファイルサーバーを運用するためのソフト、サンバ(samba)をインストールしました。
サンバ(samba)というのは、リナックスやユニックスでよく使われるWindowsPC向けのファイルサーバーソフトです。次の図のようなイメージです。
LANにつながったリナックスPC(リナックスサーバー)上で、サンバというソフトが動いている。サンバはリナックスPCにある前もって決められた”共有フォルダ”をウィンドウズPCからアクセスできるようにします。
ウィンドウズPCでサンバの動いているリナックスPC(ファイルサーバー)を指定してアクセスに行くと、リナックスPC上の共有フォルダをファイルの保管場所として使えます。もちろんですが、そのフォルダはリナックスPC上でも自由に使えますので、リナックス〜ウィンドウズのファイル受け渡しにも使えます。
リナックスはサーバーとして使うことが多いOSなので、普段からリナックスを使っている私は一度はファイルサーバーをたててみないといかんなと・・・そう思ったわけで、特に皆さんにオススメするわけではありません。
ウィンドウズPCを使っている皆さんは、大容量のファイル保管庫(ファイルサーバー)が必要になって、それをLANにつないで皆なで使うということであれば、”ネットワーク対応の外付けハードディスクドライブ”(NAS:Network Attached Strage)を使って下さい。
リナックスでサンバを動かす実際のやり方や、気づいたポイントは別の記事(カテゴリー「プログラミング」)で紹介しますので、技術的なところで興味がある人はそちらを見て下さい。
また、何かの理由でサンバでファイルサーバーをたてる必要が出てきて、やり方を知りたい場合は旭IT塾でお教えします。問い合わせて下さい。
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