何か計算をしたいとします。何を使います?
すぐに思いつくのは電卓ですね。
でもね、これからはグーグル・スプレッドシート(Google SpreadSheet)を使いましょう。
さすがに「1230×1.13」とかの計算を1回だけしたいなら、電卓使ってよいです。私もそうします。今どき、100均で電卓は売ってますし、実はスマホに電卓アプリがあります。
でもね、何回か計算したいとか、足し算ばかりだけれど、足したい数が100個くらいあるとか、単純な計算でもそういう時はスプレッドシートを使いましょう。
昔ね、わたしが子供の頃、パソコンなんかなくて、ソロバンとか電卓しかなかった時に、たくさんの数(データ)を足すのは、ソロバン塾に通っていた奴でもなかったら、集計用紙というのを使っていたのです。こんな奴です。
それでこのマス目に数値(データ)を書き込んで、大体は縦に書いていくのだけれど、一番下にその合計を電卓かソロバンで計算して書き込む、ということをやっていました。
同じことをパソコンでは、スプレッドシート(Google SpreadSheet)で、昔よりずっと簡単に間違いなく出来ます。
ほんとに便利になりました。パソコンの画面に集計用紙が出てくるの。
それに計算したい数(データ)を入力して、後は足したり引いたり・・・合計だしたり、平均だしたり、なんやらかんやら自由自在です。
しかも、数値は入力したらそのまま残って、目にも見えてますから、後でチェックができます。ソロバンとか電卓だと、何回か検算して同じならよいけれど、間違っているとどこで間違えているか、分からない。
集計用紙ならぬスプレッドシートでは、入れた数値が見えてますから、チェックが容易です。しかも全部足すとか、平均を取るとか、もっと複雑な計算もスプレッドシートがやってくれるので間違いがないし、以前の手計算とは段違いの速さで結果が出ます。
これはマイクロソフト・オフィスでは、エクセル(Excel)というアプリがやっていることです。エクセル、有名ですね。「表計算ソフト」と言います。
表計算ソフトは英語では”スプレッドシート(spread sheet)”。グーグルはまんま、その名前をつけたのです(笑)
昔、アメリカで最初にバカ売れしたのは、アップルのAppleⅡ(アップル・ツー)というパソコンでした。IBMがIBM-PCを世に出すずっと前で、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックがアップルを創業して、最初にヒットしたパソコンです。
この2人は、わたしたちの世代のパソコンオタクにとってはヒーローでした。ガレージみたいなところで2人で起業して、パソコンを作って売った。それで成功したのです。
そのAppleⅡがバカ売れした要因の一つが、ビジカルク(VisiCalc)というソフトにあります。これを作ったのは、ダン・ブルックリンとボブ・フランクストンという2人です。彼らはAppleⅡ用のソフトとしてビジカルクを作った。
このビジカルクが世界最初の「表計算ソフト」で、エクセルやグーグル・スプレッドシートの原型なのです。
AppleⅡがビジネスに使えるパソコンとなったのは、ビジカルクがあったからでした。表計算ソフトは極めて強力なビジネス・ツールです。
マイクロソフト・オフィスがこれほど、世界中で使われているのも、オフィスソフトにエクセル(Excel)があるからです。わたしが前に勤めていた会社で、仕事で一番使っていたソフトがエクセルです。これは間違いありません。
エクセルを使えるように学習したら、もちろん良いのですが、基本的にマイクロソフト・オフィスは有料なので、無料で(ほとんど)同じことができるグーグル・スプレッドシートを学びましょう。
そういうことです。
コメント